夢の実現のお手伝いをする仕事

皆さん、こんにちは。のびのび色の永井です。

先日、島田市の六合エリアにある学童保育「Terakoyaラフ」で楽しい夏休みを過ごしている子どもたちといっしょに、焼津の水産加工会社「山福水産」へ社会科見学に行ってきました。そのときに思っていたことをここに残しておきます。

まなびと学童保育Terakoyaラフとは?

静岡県島田市六合エリアにある、まなびと学童保育の施設Terakoyaラフです。「自分も、子どもも、大切にしながら生きていく」をビジョンに、保護者とその子どものキャリア支援を目的とし、対話、自由、そして自然であることを大切にして施設を運営しています。

特徴として、習い事に相当するものとして、5つの「まなびコース」を設けています。ホンモノ性と体験を重視した学びに取り組むことができ、必要な家庭には学童保育とセットで提供しています。

また、キャリア探求プロジェクトと銘打って、子ども達の世界と社会を繋げる取り組みにもチャレンジしています。保護者向けの教育勉強会も開催しています。

弊施設を頼ってくれることで得られるものは、子どもにとって充実した時間、放課後時間を活用した子どものキャリア支援、保護者が安心して働ける環境づくり、そして週末の親子時間をしっかり確保すること。これらの実現を目指しています。

https://note.com/laugh_shizuoka/n/n999939a2f2b3

実際に行ったのはこの日がはじめてだったのですが、ここで毎日を過ごす子どもたちは、自分自身の人生を決めるための選択肢をたくさん持てるようになるのだろうと感じました。

自分が学生だったころは、社会を知る機会も体験する機会も少なかったし、自らそれを得に行くような行動力もありませんでした。すごくうらやましい。

ラフは、体験機会は作るけれど、それをどう活かしていくかは自分自身が決めてもらう、大人は対話を通してそれを後押しするような役割を果たしていました。まさに、引用先の自己紹介で書いてあるとおりの役割ですね。

なぜそんな彼らと社会科見学をしたのか

ラフの代表である田中さんのことを知ったのはお互いに前職で仕事をしていたとき。

田中さんは、会うたびに違うキャラクターを見せてくれます。手を震わせながらプレゼンしていたかと思えば、ごはんの場では大はしゃぎ。

不思議で愉快な人だなあという印象を持っていましたが、そんな田中さんが会社を辞める際にSNSでラフの構想を発信していたのを覚えています。なんて力強い意志を持っているんだって。

それから、SNSを通しての文字情報だったり、たまにごはんに行った際にふにゃふにゃになりながら聞く話からで苦労を感じ取っていましたが、衝撃だったのは「しずおかビジネスプランコンテスト」で優秀賞を受賞した際のプレゼン。

自分の知らない、とてもつよい女性がそこにいた

このプレゼンをリアルタイムで視聴していましたが、もしかしたら自分ではない何かが憑依しているかのような、人の心を揺さぶり続ける話しぶりに、画面の前でうんうんと頷きながら涙が出そうになりました。

「そうか。自分はこういう人を応援するために仕事をしていたんだ。」

わかりやすい応援方法を探していた

【NO孤独!】充実した夏休みを無理のない料金で提供しつつ、施設を存続させたい!
https://for-good.net/project/1000855

クラウドファウンディングを開始する告知が目に止まりました。「応援したい!」という気持ちは強く持っていたのに、それを思うように形にできずにいた自分にとって、わかりやすい形で応援する方法としてありがたいものだと思いました。

さっそくページを見てびっくり。田中さんを応援したくて見に行ったのに、ラフが応援したい子どもたちや親御さんたちを応援したい、しなくちゃいけないという気になります。ぜひ、のぞいてみてください。

たくさんある特典の中から迷わず選んだのは「キャリア探求スペシャルゲストプラン」。

子ども達の視野を広げ、未来には色んな可能性があることを伝えてくれる「スペシャルゲスト」として、一緒に取り組んでいただくプランになります。
御団体の業務内容、社会での役割などを対面またはオンラインで子ども達に話していただきます。時間は30分~1時間ほどで考えていますが、臨機応変に対応したいと思います。

https://for-good.net/project/1000855

迷ったのは、いまの自分では「子ども達の視野を広げ、未来には色んな可能性があることを伝えてくれる「スペシャルゲスト」」にはなれないだろうということ。

一番に頭に浮かんだ人たち

せっかくなら子どもたちには、最大限の経験をしてもらいたい!夏休みの最高の思い出にしてもらいたい!と思ったときに浮かんだのは、自分の身近にいる「夢の実現に向けてがんばっている人たち」。

その中でも一番はじめに頭に浮かんだのは「山福水産」の皆さんでした。

「山福水産」という会社をご存じの方は、そう多くないと思います。焼津にある水産加工会社ですが、実はただの水産加工会社ではありません。

  • かつお専門のメディアを運営している
  • 循環型農業で作ったお米でおむすびやさんをやっている
  • 市場の常識を変えるための戦いを続けている

こんな特徴をもった、夢にあふれた会社です。

前職のころにそんな特徴的な活動の足掛かりとなる支援をさせてもらってからもう5年近く経つかと思いますが、そのころに「米を作る」と言っていた見崎社長が数年掛かりで本当に米の生産を実現して、さらには「こめふく」というおむすびやさんを立ち上げたのには驚きました。きっとここからさらにおもしろいことをはじめるのでしょう。

参考:「“かつお”の正しい姿を伝えたい。社員自身で創っていく「山福水産」のブランド」https://www.sunloft.co.jp/dx/case/yamafukusuisan/

あとから聞くところによると、お取引先の企業以外、外部からの見学者を受け入れたことはこれまでに無かったそうです。はじめての見学者というのに加えて、小学生が10名の工場見学。

そんな条件にも関わらず二つ返事で快諾をもらいまして、本当にありがたかったです。社員の皆さんの入念な準備のおかげで無事にたのしく学びのある体験を得ることができました。当日の様子は以下からどうぞ。

あの回転寿司のネタがとってもおいしい理由~山福水産訪問記~
https://note.com/laugh_shizuoka/n/n84710eef19d6

夢の実現のお手伝いをする仕事

疲れ果てた子どもたちを前に、30秒だけ偉そうにお話する時間をもらいました。

自分のやっている仕事を子どもたちになんて伝えるといいだろうか。そんなことを考えながら1日を過ごしていた自分が、咄嗟に出した答えが「夢の実現のお手伝いをする仕事です」でした。

のびのび色がやっているWebマーケティングでお客様を支援するお仕事は、

  • ラフの田中さんの夢の実現をお手伝いすることで、子どもたちや親御さんのために仕事ができる
  • 山福水産さんの夢の実現をお手伝いすることで、”かつお”のただしい価値を知ってもらうための仕事ができる

こうしてたくさんの人たちの夢に向かう力を借りながら、それを自分の夢に変えていくことができます。たくさんの社会課題に向き合うことで、そこに立ち向かう中で得た知見や人とのつながりが力になってくれる。そして、それを積み重ねていけばもっとたくさんの人たちの夢や、もっと大きな夢を叶えられる。

わたしには、人に自慢できるような夢はありません。だけど、そんな自分でも夢を追って仕事ができるんだということを伝えられたらいいなと思った1日でした。